2006年03月05日

シンガポール日本人学校の特別な学習

シンガポール・ヒストリー・ミュージアムには、1942年〜1945年の間の日本がシンガポールを占領していた時代についての説明・資料がたくさん展示してあります。
学校からのフィールド・トリップ先として引っ張りだこのようで、平日の昼間はいつも、小学生や中学生が集団で訪れています。
「日本人の子供が現地校やインターナショナルスクールに通っていると、そこで必ずいやな目にあうよ。」
と聞いていた通り、私の上の娘も3年生の授業の一環としてこの博物館に行った日には、色々言って来る子供がいたそうです。
「日本人って、酷いよなあ〜」
「残酷!!」
等。
幸い、彼女は全然そういうことで傷つくタイプではなくて、
「え〜? そんなこと言ったって、別に私が残酷なことしたわけじゃあないし〜。
昔の人のしたことまで、知らんわ!
あんたは、アメリカ人が過去にした悪いこと、全部責任とれる?」
それで、誰も何もそれ以上は言わなかったそうです。

シンガポールで日本人学校に通っている子供達も、この歴史博物館には授業の一環として訪れます。
更に、文部省が認定した社会科の教科書のほかに、特別な補助教材を準備し、シンガポールの地理・歴史から経済まで教えるそうです。
普通の教科書には書いていない、日本による占領時代に何が起こったかも、当然詳しく述べられています。
日本占領下でシンガポール人が体験した、血みどろの虐殺や様々な困難について。
反日運動の中心になっていた人物が、拷問を受け、拘留中に死亡したことについて。

現在正式に日本国内で使用されている歴史の教科書については、アジアの諸国は批判的です。

The Straits Times では、

「もちろん、日本だけが歴史上の事実をゆがめていると言っているわけではない。 中国もまた、チベット問題や大躍進運動、文化大革命のような歴史上の出来事を、自国の教科書ではごまかしたり言いぬけしたりしていると批判されている。」
とした上で、

「シンガポールの日本人学校で製作・使用されているこの補助教材が、ここだけでなく、より多くの日本人の目に触れることを期待したい」
と、この学習についての記事は締めくくられています。


posted by M at 00:01| シンガポール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常のひとこま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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