2008年03月21日

エスキモー・イン・シンガポール

常夏の国シンガポールではありますが、一応一年は乾季と雨季に分けられ、だいたい11月から1月、2月ごろまでが降水量の多い雨季となります。
土砂降り、雷は好ましくないけれど、気温が下がって少し過ごしやすくなるので有難くもあるのが雨季。

今年も雨季は終わった・・・と思っていたのに、3月に入ってからまた毎日のように雨降りです。
新聞にも、今年の3月は例年になく平均気温が低いという記事が出ていました。
それは良いのですが、記述の大げささにびっくり。
「いつにない寒さに、子供たちはエスキモーのように重ね着をしなくてはならず・・・」イラストのマーライオンは、口から噴出す水が凍り付いてしまっている始末。

・・・あの〜、確かにシンガポールの3月としては涼しいかもしれないけれど、それでも平均気温25度超えてるんですけど・・・。
皆、半そでにサンダルで歩いているんですけど・・・。
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2007年09月14日

インドネシア地震の影響

一昨日の夜から昨日にかけて、24時間以内にインドネシアで4度に渡る地震がありました。
そのうち三回はスマトラ沖でマグニチュード7.1から8.4。
もう一回はスラウェシ沖。

近隣諸国でも揺れは感じられ、シンガポール内でも危険を感じて建物の外に急いで飛び出した人々もかなりいたようです。

ほとんどの人々が高層住宅で暮らすシンガポールでの、地震に対する安全性について、人々の間で不安が起こっているためか、新聞でも早速関連記事が出ています。

シンガポールは、安全なのか?
いちばん近い断層からも、少なくとも400kmは離れているので、大きな地震の場合に揺れは感じられることがあっても、ダメージを被ることはないと言える。

シンガポールの高層ビルが倒れることは?
遠くで起こる地震の影響に対して耐えられるだけの強度で設計されている。
この二日間で検査を受けた583の建物は全て構造上の問題はないと判断されている。

ということだそうです。

シンガポールのすぐ近くに断層はないので、直接の地震被害を受けることは想定されていない。
そういう回答なのですね。
住んでいる人間としては、それを信じるしかない、という感じです。

ちなみに・・・
私は今回のどの地震の揺れも全く感じませんでした。
人に会うと、「揺れたね!」と言う話になるので、初めて知ったくらいです。
きっと私の住んでいる建物は、あまり揺れなかったんだわ
と思っていたけれど、隣人もやっぱりすぐに気付いたとか・・・。
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2007年05月16日

食卓に潜む恐怖

近年、アジア諸国では癌の死亡率が急上昇しているらしいです。
その原因として考えられるのが、食べ物に含まれる発癌性のある有害物質。
市場に並べている間にハエにたかられないようなクスリ。
毒素の入ったフードカラー。
農薬。
ホルモン剤。

中国を初めとするアジアのいくつかの国々では、こうした有害物質の規制が非常に緩いことが、アジアの人々の身体に多くの毒素が入り込んでしまう理由として挙げられています。

中国といえば、最近はしょっちゅうびっくりする様なニュースがありますね。
中国の工場で作られたドッグフードを食べたペットが大量に死亡した事件や、同じく中国の工場で生産された咳止めシロップがパナマでたくさんの死亡者をもたらしたとか。
少し前には、赤ちゃんの粉ミルクに有害物質が入っていたこともありましたね。
これらの事件の怖いところは、間違って毒が入り込んじゃったというミスでおこったわけではないところです。
安い材料で儲かれば、別にその結果として犬が死のうが人が死のうが、知ったことではないという、結果を承知で金のために故意にやっているというところ。

なかなか色々な意味で規制や管理をしっかりともれなくするのが難しい国なのかもしれないけれど、こういうニュースを次々と知らされてしまうと、中国産の野菜や果物には絶対に手が出なくなってしまいます。

何が入っているか分からない加工食品やファストフード、ソフトドリンクなどを避けて、新鮮な材料を市場で買ってきたとしても、材料そのものが危険だとしたら・・・
こわい話です。
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2007年05月03日

海の面積が増えると、シンガポールは??

地球温暖化が問題視される、今日この頃。
南極・北極圏の氷がどんどん解けて、地球上の海の水面が上がっていくことが予想されていますよね。

正確に、何年後に何センチ上昇、あるいは何メートル上昇ということはわからないとしても、島国にとっては大問題。
これは、日本でも危惧されていることでしょうし、もともと東京23区の大きさしかない小さな国シンガポールにとっては、国の存亡をめぐる事柄です。

そんなわけで、デンマークの国を参考にしたいと相談しているらしい。
北欧の国デンマークは、ヨーロッパ大陸から続く半島と500ほどの島々から成り、首都コペンハーゲンは運河が走る町並み。

いつかシンガポールも、道路が水面下に沈み、ゴンドラでA地点からB地点へ移動・・・なんて日がやってくるのでしょうか!?

前首相リー・クワンユー氏は、
「直前になって慌てるようでは遅いのです。 
先を見越して、あらかじめ対策を考えておけるようでなくては。
これは温暖化の問題に限らず、あらゆる事柄に対して同じです。
そういう国でなくてはなりません。」

というような発言をされていました。
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2006年12月08日

水族園内のSPA、誕生

マッサージ、フェイシャルにネイルサロンなど、エステ・SPA関係産業がしのぎを削るシンガポール。
あまり清潔感の感じられないような、むさくるしいオッサンが待機するお安い足つぼマッサージのお店から、街中に次々とオープンする新しいエステのお店まで、それはもう様々です。

エステ関係の人の話では、
「シンガポールは外は年中高温多湿で、一歩室内に入ると寒いくらいにエアコンがガンガンきいていて、そのうえ家の中は大抵冷たいタイル張りの床。
身体には疲れが溜まりやすいし、血行や代謝が悪くなったり、冷えたりするんですよね〜。
だから、マッサージを定期的に受けて血行やリンパの流れをよくしてメンテナンスするのは、理に適っているんですよ。
贅沢するわけじゃなくって、必要なことなんです。」


うーん、上手い宣伝文句!!

ところで、先日セントーサ島のアンダーウォーター・ワールドという水族園内に、新たなフットリフレクソロジー・スパが誕生のニュース。

え?なんで水族園に??

リフレクソロジー・マッサージを受ける前に、なんと足を水槽の中に浸して、中で泳ぎまわっている魚たちにDead Skin (角質?)をつついて食べてもらうのが目玉なんですって。
この魚たちはトルコ原産の、メダカのような小魚で、群れになって足を優しくつんつんとつつきまわるのだそうです。
なんか、くすぐったそう。
・・・それより、人の足の皮を食料に生きている魚ってなんだか気色悪いなあ。

私は、遠慮しときますが。
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2006年12月06日

キケンな落し物

シンガポールは国土が狭いので、住宅のほとんどは一軒家でなく高層ビル。
外国人や一部のお金持ちは、私営のコンドミニアムに住んでいるけれど、国民の70パーセントは、公団住宅で暮らしています。

さて、昨日(12月5日)付新聞に、
Battling the Killer Litter Menace
という見出しで出ていた記事。

こうした公団住宅の下を歩くときには、落下物に用心しなくてはならないようです。 
上からとんでもないものが落ちてきて、頭に直撃しないとも限らない。
そんなキケンを避けるべく、当局からの見回り担当者が危険物アリと判断した家に注意を呼びかけに行き、それでも直らなければ、文書による警告、最終的には裁判所に呼び出し罰金徴収、という道を辿るらしい。

危険な落下物候補としては、

@ 物干し竿
公団住宅の中にも、最近は見た目がなかなかゴージャスでおしゃれなところも出来てきているのですが、ひと目見てコンドミニアムか公団住宅かを見分けるには、洗濯物の干し方を見るのが一番かもしれません。
公団住宅では、窓から物干し竿が空に向かって斜め上に突き上げるように刺さっています。
この干し方、危ないんですね。
窓の方に、ちゃんと竿が固定されていなくて、紐でグルグルとベランダの手すりに結び付けてあるだけ、なんてことがよくあるらしい。

A 壷や香炉
これは、道教?風水?と関係があるのか、担当者が危険なのでベランダに吊るしたりしないように注意すると、
「宗教差別だ!」と反論されることもあるそう・・・。

B 鉢植え、鳥かごなど

去年の夏からスタートしたこの「危険物を取り除く対策」。
一年のうちに、9万個のものが危険物と認知されたそうです。

それから、これらのように命中したとしても命には関わらない落下物(・・・というより、不法なゴミ捨て)もしばしばあり、使用済みのティッシュペーパーや、赤ちゃんのオムツなどがあげられています。

シンガポールって、ゴミ一つ落ちていないクリーンな町というイメージが浸透しているけれど、それって実は清掃人がたくさんいるというだけであって、けして人々のマナーがよいわけではありません。
逆に、
「散らかしてもどうせすぐ掃除のオバサンが片付けるから」
という意識で、散らかし放題の人が多いのが、残念な現実です。



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2006年07月06日

お医者さん、歓迎

シンガポール、医療の面ではなかなか進んでいます
よその国を旅行したり、そこで暮らしていて、例えば大きな病気をしたりすると、
「ここで任せていて、本当に大丈夫だろうか?」
「こんな病院に来ると、逆に別の病気の菌をもらって帰りそう・・・」
なんて、不安になる場合もあるのですが、そういった面ではいたって安心。

またアグレッシブな姿勢というか、新しい技術や薬をどんどん積極的に取り入れる方針
余所ではまだ臨床段階の薬がもう使われている場合もあるし、
自国では
「これは、施しようがありません」
といわれた病気を直しに、はるばるシンガポールにやってくる人もいるくらいです。

そんなシンガポール、今後ますます世界の医療市場において大きなシェアを占める国になろうと、意気盛んです。
1990年代初め頃から、かなり規制されていた外国の学位を持った医者達を、これからはどんどん認めていく方向に切り替えると、発表されました。
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2006年06月29日

マナー調査によると・・・

最近、新聞で
「シンガポール人の無作法(rudeness)」
について、繰り返し取り上げられています。

世界各国の大都市で、人々のマナーに関する行動調査をとってみたところ、シンガポールは下から数えて何番目・・・という、最下位争いに加わっていたそうで。

調査というのは、例えば

・後ろの人のためにドアを抑えておく
・人通りの多い道端で、手にした書類の束を落としてしまったときに、拾い集めることに手を貸す


といった人が、どのくらいいるか?というようなものだそうです。

つい数日前には、
地下鉄の駅で心臓発作を起こしてベンチに倒れこんだ初老の男性を、たくさんの人たちが目の前を通行していながら、誰も声も掛けなければ助けを呼ぶこともしないまま数時間が経過した・・・
といった事例も伝えられていました。

しかしこれ、地方はさておき、大勢の人が忙しくひしめくほかのアジアの都市、例えば東京、大阪、バンコク、香港なんかと比べて、似たり寄ったりではないの?
なんというか、無礼にしてやろうと思っている意識はなくとも、後ろの人のためにドアを抑えておくといったマナーは、西欧とアジアでは根付き方が違います。
アジアの都会の人って、日本も含めて、知り合いにはすごーく丁寧で親切なんだけど、知らない人に対してはニコリともしないし、無礼にするつもりはなくとも、目に入っていないような感じがありますね。
「感じ」じゃなくて、本当に目に入っていないから、誰かが落とした書類にも全く気付かないだけなのかも??


ちなみに、先の調査で一番たくさんの人がドアを抑えてくれたり、書類を拾ってくれたりするのは、ニューヨークだったそうです。

確かに、アメリカ人はドアを抑える、人にぶつからないように歩く、ぶつかったらエクスキューズ・ミーと言う、そういったマナーはよいかもしれないし、フレンドリーではありますよね。
だから、うちの夫も時々シンガポールで人々の態度にカチンと来たり、え?と思ったりすることがあるらしく、調査結果やこうした新聞記事には
「そうだ!そうだ!」
と頷いていました。

でも、日本人から見るとアメリカ人は全然別の面で、態度がデカかったり、図々しかったり、rude と思われるような行動をするひともあるのでは、とも思うのですけれど・・・。

お国柄、でしょうね。

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2006年06月07日

村上氏、逮捕

村上ファンドの村上氏がインサイダー取引で逮捕された事件。
こちらの新聞も大きくとりあげています。

ちょうど、ビジネスの拠点をシンガポールに移したばかりでしたから。
シンガポールの永住権をとろうと手続きをすすめる途中だったとか。

高価なペントハウスをお買い上げになっているそうで、一体どこにある物件なのだか、ちょっと気になります(ただのミーハー)。

村上氏が、こちらでのベンチャービジネスをスタートするためのパートナーとしていた有力な地元のビジネスマン、その他シンガポールにおけるコネクションを調べようと、日本のマスコミも次々やって来ていた模様ですね。

きっと、村上氏とのビジネスのビジョンを膨らませていた方々、今頃あっと驚き、がっかりしていることでしょうね。
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2006年05月30日

ジャワ島地震

先週土曜日に起こった、インドネシア、ジャワ島の大地震の被害はとても大きく、今朝のニュースでは、死者 5137人 と報道されました。

シンガポールには、インドネシア出身の人たちもたくさん暮らしています。
おそらく一番多いのは、国内で雇用先がなく、出稼ぎにやってきてメイドさんとして働く女性たち。
この地震で家族や親戚を亡くした彼女達の悲しみを思うと、言葉がありません。
家族を助けるために、子供に教育をつけて将来少しでも楽に人生を暮らせるように、一人異国で厳しい労働に汗している間に、こんな惨事で自分ひとりが残ってしまうなんて・・・。

近隣国での災害ということで、シンガポールからも救助隊や救助物資が次々と送られています。
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2006年05月20日

空港の超豪華ターミナル計画

シンガポールの、チャンギ国際空港は、世界の中でもベストエアポートの一つとして知られます。
1981年に開港以来、年間の利用者が2800万人強。
人口400万人の国にしては、ずいぶん繁盛していますよね。

免税店、レストラン、その他の店の数も多く、ターミナル内にプール、ジャグジー、24時間体制の医療機関、ビジネスセンター、子供の遊び場、その他が至れり尽くせり揃っています。
乗り換え便まで6時間以上ある場合は、無料で市内観光ツアーに参加できるそうです。
空港内は清潔で、ターミナル間の移動もわかりやすく、入国審査などのスムーズさにもいつも感心します。

そのすでに十分満足な空港に、新たにラグジュアリーエアターミナルがオープンするとか!

こちらのターミナルを利用するお客様が到着すると、リムジンが飛行機までお迎えにあがり、この超豪華ターミナルまでお連れして、そちらで入国審査や税関通過など、全てを済ませるようになっているのだそうです。
五つ星のゴージャスラウンジ、レストラン、ジム、ビジネスセンターへのアクセスも可。

まさにVIP 扱いのサービス!
旅の疲れどころか、王様・女王様気分が味わえること間違いなし。
しかし、肝心の費用については、まだ未定だそうで・・・。

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2006年05月12日

海賊たちの稼ぐ場所

海賊なんて言うと、
「パイレーツ・オブ・カリビアン」
「ピーターパンのフック船長」
など、
映画やお話の中の登場人物を思い浮かべてしまうけれど、まだまだ現役で活躍(?)中の海賊さんたちも、たくさん存在するのです。

マレー半島とインドネシアのスマトラ島の間、マラッカ海峡は、様々な荷役を運ぶ船の行き交いの盛んなところ。
むかしから、海賊が頻繁に出没する悪名高いところ。
船の荷物を奪ったり、船員を身包み剥いだり。
はたまた、人質をとって、会社に身代金を要求したり。

海路の治安が悪く、海賊達にとってはやりたい放題おいしい仕事場だったわけです。

最近になってやっと
「こんなことではいかん!!」
と真剣に対策を練り、マレーシア、シンガポール、インドネシア、三国共同戦線を張って、厳重な見張り強化に乗り出したところ、ようやく効果の兆しが見え始めたところ。

2月から4月にかけての三ヶ月間、一件も海賊被害が出なかったのは、この7年間で初めてのことだったとか。

ところが、海賊たちもそうなると新たな稼ぎ場を見つける。
今、彼らの間でホットな場所は、マラッカ海峡から南下しシンガポールを超え、更に南に下った Gelasa 海峡。

まるでモグラ叩きゲームのように、海賊たちは「こちらがダメなら、今度はアチラ」と場所を変えるだけで、なかなかおとなしくならないようです。
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2006年04月17日

現実は小説よりも奇なり!

シンガポール人 Mr. Koh には、使命があった。
数年前に父が死の床で残した言葉がずっと心に残っていた。
「’そうま’じゃ・・・空手の師匠が秘儀の書を大事に隠しておられる。
師匠の名前はわからんが、年のころは60くらい、娘さんを二人育てられた人じゃ。 
お前は、その秘儀の書を探しに行け・・・’そうま’じゃ!」

ついに、父の遺志を受けて日本に行く決意をする。
’そうま’というのは、土地の名前に違いない。
おお、青森県にあるぞ、「そうま」が。

ということで、母親と友達数人とのグループで、青森へ旅立ったのが数週間前。
まだ寒さも厳しく、雪のちらつく青森県の中、彼らは道に迷い、半袖Tシャツに短パン、ウィンドブレーカーという軽装で車の中でガタガタ震えているところを、土地の警察に保護される。
「シンガポールの旅行会社では、気温が20度って話だったんだ・・・」

もちろん、お目当ての秘儀の書も、空手の師匠も見つからないし、自分達が一体どこにいるのかも、よくわからなくなってしまった。
「日本は、地図で見たら小さな国だから、とにかく行ってしまえばすぐに見つかると思ったんだ・・・・」
(シンガポールに比べたら、随分大きいですが?)

このかなり間抜けな話が、青森のメディアにより報道されたところ、
「その方たちが探しているのは、私なのでは?」
と、名乗り出た空手の達人・福田某氏。
福田氏は、中国人の師匠から受け渡された「秘儀の書」を所持しており、30年ほど前に、Koh という名前のシンガポール人に空手を教えていたことがあるという。

Mr. Koh と福田氏は、先週テレビでご対面。
福田氏が、Mr. Koh の亡き父に空手8段の認定証書をその場で送り、
「秘儀の書については、私の中国人師匠から誰にも見せないように言われているので、ご勘弁いただきますが、代わりにこれをお納めください。」
と番組を締めくくったとか・・・。

しかし、Mr. Koh も母君も、福田氏が自分達の探している人物だとはどうにも納得できないらしく、今月22日まで更に「秘儀の書を探す旅」を継続予定。

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2006年04月04日

駐在員に大人気のシンガポール

アジア人海外駐在の人たちを対象にした調査によると、世界257都市の中で、一番人気のある駐在地として、今年はシンガポールが一位に選ばれたそうです。

<上位10カ国>

一位 シンガポール
二位 シドニー(オーストラリア)
三位 メルボルン (オーストラリア)
四位 キャンベラ (オーストラリア)
五位 神戸 (日本)
六位 オークランド (ニュージーランド)
七位 コペンハーゲン (デンマーク)
八位 バンクーバー (カナダ)
九位 ウェリントン (ニュージーランド)
十位 バーゼル (スイス)


言語と母国からの距離が、駐在地としてどれだけ好ましいかに大いに関わってくることは当然であることから、アジア人駐在者対象の調査で上位10位以内にランクインした都市の中には、ヨーロッパや北アメリカの都市はたったの3つしか含まれていない。
逆に、北アメリカ及びヨーロッパから駐在に出る人たちを対象にした調査では、アジアの都市はひとつもトップテン入りしていないことも、頷ける結果といえます。


シンガポールが、アジア人に駐在先として好まれる理由として、
・大気汚染されていないこと
・治安のよさ
・インフラストラクチャー

などがあげられていますが、少なくとも日本人にとってこれ以上に住みやすい海外の国はないのでは?と思います。
もともと多民族の集まった国家なので、「自分がよそ者である」という意識はあまり持たなくてもすむように思うし、和食の食材、日本語書物といった日本人の手に入れたいものは、もちろん本国に比べれば種類が少なかったり値段が割高だったりはしても、たいてい手に入ります。
和食のレストランも、あやしげな寿司屋や派手なパフォーマンスばかりが売りの鉄板焼屋しかない外国の土地はいくらでもあるけれど、ここでは居酒屋から高級和食、お好み焼き、焼き鳥、沖縄料理と種類も豊富。
日本人学校もあるし、日本人の医者だって歯医者から産婦人科まで揃っていて、言語的な心配もほとんどないのです。
日本国内では、「シンガポール駐在」というよりも「パリ駐在」「チューリッヒ駐在」の方が、よほど響きが良くてうらやましがられたりするのだとも聞きますが、あこがれの響きと実際の生活のしやすさは、全く違うもののはずです。

また、ヨーロッパやアメリカからの駐在者にとっても、シンガポールはアジアの国の中では「入門編」と言われているそうです。
たしかに、英語さえ出来れば言語的な不自由さはないし、西洋のものに関しても、手に入れやすさは相当なものだと思います。

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2006年03月21日

シンガポール・カジノ構想

シンガポールの、アジアにおける観光地としての位置をもっと高め、観光産業による収益を倍増させるため、現在の「賭け事一切禁止」という国の方針に、変化が出てきています。

昨年四月、カジノを含む統合リゾートを国内に2箇所建設する計画が発表されてから、それに伴う様々な問題点について議論が繰り返されています。

賭け事に夢中になれば、全財産をあっというまに摩ってしまい、気が付けば借金地獄に足をとられる人も必ずや出てくることでしょう。
そのような人をカモにする闇金融を、2009年に予定されているカジノ建設に先立って出来るだけ駆逐してしまおうと、捜査・取締りが着々と厳しく進められているもよう。

「子守の政府」と陰口を叩かれることがあるほど、何かと細かいことまで規則を定めて管理するシンガポールの方針。
確かに、「なにもそんなことまで・・・」と笑ってしまうこともあるけれど、自由を傍若無人に振舞う権利と勘違いする人間がたくさんいる限りは、このような厳しく細かいルールをきちきちと決めるしか、平和を保つ方法はないのかもしれない・・・とも思います。
また、カジノ建設によってもたらされる予定の利益を「取らぬ狸の皮算用」することにばかり夢中にならずに、賭け事に身を持ち崩すかもしれない国民の転落の道を少しでもなくそうと、前もって対策を練るところには、良心を感じます。
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2006年02月24日

徴兵制をめぐる議論

ことの発端は、ピアニスト Mr. Melvyn Tan の帰省でした。

タン氏は、10代の頃に音楽を勉強するためロンドンのロイヤル・アカデミーに留学。
そのままイギリスの国籍をとり、去年の末まで一度もシンガポールの地に足を踏み入れたことがありませんでした。
かつてはロンドンまで会いに来てくれていた両親も年老いて、長距離の旅行は無理になっています。
気になるし、顔を見せてあげたくて、約30年ぶりに意を決して祖国に帰ってきたのです。

一体なぜ、そんなに長らくシンガポールに一度も帰ってこなかったのか?
それは、シンガポール人男性が必ず果たさなければならない、徴兵の義務を放棄していたため、どのような罰を受けることになるのか、恐ろしくて帰れなかったというのです。

3000シンガポールドル (1シンガポールドル=約65円) の罰金を払うようにお咎めを受けただけで済み、音楽業界に彼の能力を活かすことが期待され、ピアノコンテストの審査員としての依頼があったり、コンサートが計画されたりしました。
ところが、刑罰が軽すぎるということ、国民として果たすべき義務を無視していたような人物を英雄扱いすることに対して、大きな反発が起きてしまいます。

世論としては、男女でかなりの違いがあったようす。
一般的に、女性はタン氏に対して寛容であり、
「せっかくの才能ある人物なのだから、シンガポール国民としては歓迎してあげたい。」
「長年祖国に帰れなかった事情を考えると、十分罪は償われているのでは?」

などという意見が見られました。

一方、男性の意見は
「国の義務を無視しておいてこんな軽い刑で済むのでは、自分のことを犠牲にして国に尽くしてきた俺たちは、割に合わない。」
「こんなことで済むとなると、これから徴兵に応じない者が増えるばかり。」

ということで、怒りが強く感じられました。

騒ぎが大きくなり、国は早速徴兵に応じなかったものに対する規則を再検討し、新たな法案が可決されそう。
・罰金の金額が大きくなり(最大額として、1万シンガポールドル)、拘置刑も。
・13歳以上の男性が海外に3ヶ月以上出かける場合(従来、16歳半以上だった)、防衛庁の許可証を求めなければいけない。


この小さな国を支えていくには、国民の強い意識と参加が必要だということはよくわかります。
でも、徴兵制というのは、なかなかに大変なものだと思います。
ちょうど、将来に向けての勉強を一通り終えるか終えないか、いざこれからというときに、それまでの蓄積を丸っきり置き去りにして、全然関係のない世界で数年を過ごさなければならないわけです。

シンガポール国内で勉強しているものにとっても、いきなり「軍」の世界で暮らし始めることも、それを終えてもとの生活に戻っていくこともなかなか困難ではないかと思うけれど、海外で何らかの勉強をしていた者にとっては、
「あと、数ヶ月この国に滞在し続けることさえできれば、次のステップにすすむ手順がとれるのに!」
「就労ビザがとれるまで、あと一歩!」
というところであったりして、そこで一旦シンガポールに戻らざるを得ないとすると、あとでやり直すには随分と不利になることも大いにあるでしょう。

また、徴兵で2,3年俗世間を離れて暮らしている間に、それまで仲良くしていたカップルが別れることも多々あるようです。
そうでしょうね〜。 
遠距離恋愛と同じかそれ以上に障害がありそう。
同じく徴兵制度のある台湾で、10年も昔に自分が徴兵制度で留守にしていた間に、彼女に別れを切り出されたショックを、まるで昨日の失恋話のように延々と聞かされ、
「こんなにも恨みつらみが残るものなのか・・・」
と、びっくりしたことが思い出されます。

けれど・・・結局のところ、個人の自由や可能性よりも国を優先させなければならないのですよね。

タン氏は、自分がこのような大きな騒ぎをひきおこしたことに困惑し、
「これ以上、シンガポール国民の感情を逆撫でしたくないので」
予定されていたコンサートなど、全てキャンセルされました。

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